鵜呑み行進曲

嫌がらせの体験記

会社KのF

私が居たラインのリーダーFは、悪口を切り出すのに
「大丈夫か?」と、まず、相手をねぎらい、
味方につけてから悪口に同調させた。


自分が気に入らない人を皆で批難してもらう為に
ラインの従業員を飼いならしていた。
人が噂に疑問や別のイメージを持つと、すかさず軌道修正させた。


悪評を不審に思うまともな人は、部長に理由を付けて辞めさせた。
人の人事を操れることを喜んでいるようだった。



人を悪く言いたくなるのも納得するような容姿を棚に上げ
人の容姿をとやかく言っていた。


「便利やし、使ったらええねん」と人を物扱いしていた。


いくら私が仕事を速く正確にしても
「でも、バカやねん」と聞こえてきた。


私を「しゃべらん」と言いながらも
私がちょっとでも喋ると私の手元を見ては、
早くしてほしそうな顔をしていた。


人を笑いものにする事で、勝っていると思っているようだった。


自分の物差しでしか測らない者だった。