鵜呑み行進曲

嫌がらせの体験記

なぜ鵜呑みにするのか

デマを刷り込まれた者に、本人が嫌がらせだと言おうが
嫌がらせ犯の言う事(デマ)を信じてやまなかった。
噂を聞き、最初は半信半疑でも
結局はオセロを黒で埋め尽くすように丸め込まれていった。
なぜ人は簡単に噂を鵜呑みにするのか?


「嘘も繰り返し聞くと真実になる」
これを、心理の錯誤効果 という。
事実かどうかは関係なく、何度も繰り返し聞くうちに
人々は信じるようになるようだ。
曖昧でモヤモヤとした情報も
何度も聞くうち、そういう事かと納得し
それが真実と認識するようになる。
ある程度の事実も混ぜることで、より信じる事になる。
これが本当だから、噂は全て本当の事だと判断する。
(暗い、喋らん、は本当だから言ってる事は全て本当だ)


長年、中傷被害を受け続けたスマイリーキクチ氏は
中傷犯には以下のような共通点があると感想を抱いた。
『情報の仕分け』『考える力』『情報発信者を疑う能力』
の3つが欠如している」
「他人の言葉に責任を押し付ける」
「自分の言葉には責任を持たない」




あおり運転の「ガラケー女」に間違われ
誹謗中傷被害に遭った女性がいた。
中傷犯は事実を確かめもせず噂を鵜呑みにし、
徹底的に相手を叩きのめそうと攻撃し
多大な迷惑をかけた。
匿名の刃~SNS暴力考:あおり運転の「ガラケー女」に誤認、今も続く中傷 それでも「裁判通し誰かの役に立ちたい」 | 毎日新聞 



「同乗していたガラケー女」などという
事実無根のデマを流された被害女性
あおり運転事件「ガラケー女」のデマ被害者が法的措置 リツイート”だけ”も対象に 



脳科学者の中野 信子 先生は、こう語る。
人間の脳は、他人を罰すると快感を覚えるようにできています。
自分の考えに反する人を攻撃すると、脳の側坐核が刺激され、
快楽物質であるドーパミンが放出されます。
そのため過剰な正義感で中毒のように人を攻撃してしまうのです。
正義中毒の人の脳は衰えている可能性が高いです。
脳が衰えてくると自分を客観視できなくなり、
他人を許せないという感情を抑えられなくなるという
危険性があります。
< 正義中毒とは、>
「自分が絶対に正しい」と思い込み、
自分の考えに反する他人の言動に対し、
“許せない”という感情が沸き上がり、
正義とはいえ過剰に相手に攻撃的な言葉を浴びせ、
叩き潰そうとすることを脳科学的に表現した言葉。


著作家の小林正観は、こう記しているようだ。
人間の争いは全て正義感から生まれる。
自分の側に正義があると思った瞬間
相手が許せなくなる




「名目は正義感」
ただ大半の人に共通していたのは、デマを信じて
『正義感からやった』と供述したことです。
しかし本当に正義感のある人が集団で、匿名で、誰かを追い詰めるでしょうか。
『社会のゴミキクチ』なんて書き込むのが、どこが正義なんだと」
実際、捜査が進んでいくと『離婚してツラかった』とか『妊娠して不安だった』
といった本音の動機が出てきたと、刑事さんからは聞きました。
ネットリンチをしたい気持ちに正義感の皮をかぶせて、自分を正当化している」
「人殺しは死ね」デマと闘った18年 スマイリーキクチ:朝日新聞デジタル




<なぜ、執拗に悪評を信じてやまないのか?>
■鵜呑みにする理由


噂を信じることで自分の方が勝ったような気になり自信がつく


人を引きずり落とすことで
自分の方が上だと思い安心する


コミュニケーションツールになる


日々の生活の不満から、憂さ晴らし、ストレスの発散になる


コンプレックスを刺激され腹が立つ


みんなが言ってるから本当だろう


悪口を言って人の気を引くしか能がない


自分の失態など、自分から人の目をそらすことが出来る


噂が本当がどうかは関係なく、ただ盛り上がればよい


自分の方が優位に立てる為
願ってもない餌にありつき、食いついて話さない


自分が間違ってるとは認めたくなく
自分は正しいと信じてやまない


普段、人に勝つ機会が無い者が
これなら勝てると噂に飛びつき
勝ったような気になる


自分が勝っていると思わないと我慢できない者が
噂を聞きつけ、鬼の首を取ったように勝ち誇る


鵜呑みしなくなると優越感に浸れなくなる


嘘情報にしか勝てない


噂が真実かどうかは関係なく、怒りをぶつける先があればいい


ムシャクシャして、誰かを責めたい
悪者なら、責められる


人生で神経を注いでいることは自分への慰め


人の悪口で生きる寄生虫


勝ちたい相手の悪口を言う


人の足を引っ張る事しか能がない


自尊心が低い
自分に自信がない


何も考えず、ただ周りに流されるだけ
考える力が無い為、そのまま鵜呑みにする


今まで信じていた事が嘘なら、自分がアホということになる
・・・


「信じ込ませたい」「信じたい」の需要と供給が成立し
信じたい情報(悪評)という念仏を唱え、心を治めている


惨めな、嫌がらせ犯を盲信する信者である。


噂を鵜呑みにする者達にとって噂が本当がどうかは、あまり関係ない。
悪口のネタになればいいのである。


スマイリーキクチ氏は、こう語る。
「情報が真実であるかどうかなどは関係なく、
怒りをぶつける先があればいい。
元の情報はだれが書いたのか、正しいのかどうかも疑わない。」
スマイリーキクチさん、今も届く殺害予告 消えないデマ:朝日新聞デジタル


考えてみてください。
そういう価値観の人に「あの書き込みはウソなんです、違います」と
伝えたところで通じないのです。
最初から疑ってかかる人には全てが言い訳にしか聞こえないようで、
こちらがいくら否定をしても「ウソつくんじゃねぇ!」
とさらに怒鳴り散らしてきます。
そういう人が存在するのです。
スマイリーキクチ氏が語る「ネットの誹謗中傷にあった際の対処法」|デジタルリスクラボ 



悪口を言う人の心理を分析しているサイト
悪口ばかり言う人の5つの末路。悪口を言う人への上手な対処法を解説! | Smartlog


<悪口ばかり言う人の5つの心理とは>
心理1. 人よりも優位な立場になりたい
心理2. 共通の敵を作り、仲良くなりたい
心理3. 悪口を言うことでストレスを発散している
心理4. 自分のコンプレックスを隠そうとしている
心理5. 認められたい、褒められたい