鵜呑み行進曲

嫌がらせの体験記

隣の家 Y

元々、隣の老夫婦、特に婆は私を嫌っていた。
洗面所へ行く度に、その横が隣の居間だった為
カーテンを、一々音を立てて「シャッ」と閉めていた。
一度閉めたカーテンを、また開けて閉めていたのだろうか。


嫌がらせ犯からデマを吹き込まれると、
鬼の首を取ったように騒ぎ立て、悪口を言い触らし続けた。
家の前を通る人を呼び止めては
家に引き入れ、噂を言い触らし
朝の早くから毎日、町中に電話をしては
私の悪口を拡散し続けた。


朝目覚めて、さあ、一日の始まりだと思いきや
隣が電話で
「奥さ~ん」と、いかにも面白い話があるように話し出し
「自分でかわいーかわいー思てんねんて。
ほんで、わろてんねん。(笑い)」
などと、朝、目覚める度に、
私の悪口が延々と聞こえてくる毎日だった。


隣の住人は毎日毎日、何年も、
朝から明け方まで寝るのも惜しみ
私の悪口を吠えるように吐き続けた。


入浴中、風呂を沸かす音がする度に大声で悪口を言っていた。
声が音にかき消される為、音がするのを待ち構えていた。
試しに、風呂を沸かすボタンを付けたり消したりして
音を途切れさせると、それに合わせて待ち構えて喋っていた。
その内、音楽をかければいいことに気付き、流していた。
雨が激しい日も大きな声で喋れる絶交のチャンスだった。


年月が過ぎ、少しは他の話も聞こえてくるようになったと思いきや、
またストレスを発散させる為に、悪口を言い続けていた。
自分が糖尿病で家事が出来ない為
私を最低呼ばわりする事で、
夫に自分の厄介さから目を向けさせないように
しているのが丸分かりだった。
隣の住人は以下のような悪口を、壊れたレコードの様に
来る日も来る日も吠え続けていた。
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自分で可愛い可愛い思てんねんて。あほや。
子供みたいな顔してなんも喋らんねんて。
ちょっとおかしんちゃうかってわろとったって。
おかしーのわからんねんて。自分で可愛い思とるだけで
何も喋らんと、おかしいのわからんねんて、
最悪や。ほんで、臭いやて。
目がおかしいやて。あほみたいな顔して
自分で可愛い思とるだけやて。
サルみたいな顔やって。あほや、最低や。やっぱりおかしんや。
こんでわかったな。あほや、頭おかしんや。
女は顔や思とるねんて。どこが可愛いねんやて、
よっぽど可愛い思とんねんて。
ほんで、何も喋らんねんて。あんだけ喋らんのも珍しいやて。
ほんで、女は顔や思とるねんて。あほや、最低や。
昔はかわいかったやて。
自分でかわいー言うから、どんな顔や思て見たら
あほみたいな顔しとったやて。
お婆さんみたいな顔しててんて。
あんなんが好きやて。顔が好きやて。
可愛い思いこんどるから、可愛い思うねん。
可愛そうやわ。(私に興味を持った男子)
目がおかしいやて。こんでわかった、やっぱりあほや。
(職場の)隣の人が一人で喋ってるやて。
喋っても、アホみたいな話しか
しよらへんやて。もっとちゃんと喋れやて。
どこまでアホやねん、まだ自分がおかしいのわからんねん。
自分でかわいい思とるだけで、おかしいのわからんねん。
何が可愛いや、きしょくわるい言うとったで、
きーしょーくわるいやて。
絶対自分で可愛い思とんねん。
もー泣きよんで。(私を泣かしたい)
もー終わりや。絶対自分で可愛い思とる言うてた。
何が女は顔じゃ。女は顔や思とる。ほんで顔おかしーねん、
ほんで暗いねん、臭いやて、最低や。
あんな顔して男前が好きやて。男探しにきとったんやて、
何喋ったらええかわからんねんて、
子供みたいな顔やって、子供みたいやて、やっぱりあほや。
まー見てみ、あほみたいな顔しとるで、
肌が、汚いやて。ほんで自分でかわいい思とんねんて。
恥ずかしいやて、何が大人しいねん、暗いんや、
何も喋らんと、何が可愛いや
あほみたいな顔しとるのに、あほや、最低や・・・・。
考えられへんあほや、最低の女や。
自分が悪いくせに怒っとんねんて。
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あんまりうるさいので隣に聞こえるように何か言うと、
おかしいもんにおかしい言うて何が悪いねんと言っていた。
そうして何年も寝るのも惜しんで、
人の悪口を言い続けたのが祟ったのか
婆は糖尿病で入院し、2度と帰ってくる事はなかった。


霊視鑑定であの世の両親の事を視てもらったついでに
隣の住人に罰が当たったのか、二人の霊能者に視てもらったが
二人とも「暗闇をさまよってます」と言っていた。
1人は、その場を表現するのに「ドブ・・」といいかけ
1人は、「宇宙ゴミって分かりますか?」と
宇宙ゴミのように、只、暗闇を彷徨っているように言っていた。
宇宙からも不要のゴミとして放っておかれているのだろう。
これが、人に迷惑をかけ続けた者の末路である。



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